オリーブオイルの違い
イタリア料理に欠かせないオリーブオイルには、いくつかの種類があります。
その違いをご紹介致します。
【製造方法】
オリーブオイルと他のオイルとの製造方法の大きな違いは、オリーブオイルは加熱をしないで作られているという所です。
生の果肉を搾ってジュース状にしたものを置いておくと、自然にオイルが浮いてきます。それを果汁と分離することによってできるのがオリーブオイルです。
昔からの伝統的なやり方で石臼を使って果実をすり潰す方法もありますが、量産する場合は機械によってその工程を行っています。
その後、遠心分離機によって果汁を搾りオイルと水に分け、オリーブオイルができあがります。
【種類の違い」
■ エクストラバージンオイル
質の高いオリーブオイルといわれているのがエクストラバージンオイルです。
酸度が100gあたりに0.8gを超えないという条件の元、オリーブの果実を搾ってろ過したもののうち、科学的な処理を行っていないオイルをさします。サラダやマリネなどの生でそのまま食べるものにかけて食べると風味も良く、その良さを存分に味わうことができます。
■ ピュアオリーブオイル
オリーブオイルとも表記されるピュアオリーブオイルは、そもそも大量生産のために作られたものでオイルをブレンドしたものです。
科学的に精製されたオリーブオイルとバージンオリーブオイルがその原料ですが、オリーブ本来の味わいはそこまでありません。
炒め物や焼き物など、加熱する料理に使う場合は香りも少ないので使用しやすい場合があります。
どちらのオイルも、料理法によって使い分けるとその良さを発揮します。
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